50代のつぶやき再び
水響の名前の由来について、演奏会のパンフレットには「一橋大学のシンボルであるマーキュリーやセロ弾きのゴーシュの金星音楽団からきているのが有力」と記載されています。
設立当時、団の名前を色々考えましたが、「大学のOBオケではあるが、国立を基盤とした市民オケになってほしい」と言うのが基本理念であったため、あまり大学色を出したくない、との思いは設立メンバーの共通の思いでした。
その中で、一橋のシンボルである「マーキュリー=水星」がキーワードとなりました。特にS59年卒業生は大学の30回記念定期演奏会のマネージメントの代と言う幸運に恵まれ、当時としては極めてチャレンジングな「惑星」をメインとして取り上げていたため、惑星にちなむ「水星」と言う言葉には大きな思い入れもありました。
もちろん、金星音楽団も意識しましたが、なんと言っても、最後の決め手は略称である「水響」であったと記憶しています。「伊達や酔狂でやっている(じゃなければやっていられない)」オケと言うことですね。
現在の水響は、設立時の名前への思いが見事に結実していると思います。設立メンバーの一人として嬉しい限りです。