常任指揮者:齊藤栄一
京都大学にて音楽学を、国際基督教大学大学院にて美術史学を研究。この間、指揮法を尾高忠明、田中一嘉、円光寺雅彦の各氏に師事。1981年には京都大学交響楽団と2週間に渡り、ドイツ、オーストリアにて演奏旅行を行い、ザルツブルグ音楽祭などにて指揮。82年には関西二期会室内オペラ・シリーズ第9回公演、ブリテン作曲「ねじの回転」(関西初演)の副指揮者を務める。
1984年に水星交響楽団の常任指揮者に就任。水星交響楽団、オルフ祝祭合唱団との共催で、佐多達枝振り付けのバレエ「カルミナ・ブラーナ」(1995年、東京文化会館)、「ダフニスとクロエ」(99年、新宿文化センター)を指揮した。その後、「カルミナ・ブラーナ」のバレエ公演では、神奈川フィル、東京シティ・フィルも指揮している。2005年には、同曲を含むオルフの「トリオンフィ」3部作(4台のピアノと打楽器)を指揮している。
明治学院大学名誉教授。著書に「往還する視線 14-17世紀ヨーロッパ絵画における視線の現象学」(近代文芸社)、「振っても書いてもしょせん酔狂」(水響興満新報社)がある。