第69回定期演奏会 ご来場御礼

第69回定期演奏会、終了いたしました。

誠にありがとうございました。

水響40周年記念シリーズ第1弾、世界初演の新曲とあまり演奏されないバージョンでのマーラー10番。時間としてもかなりのボリュームとなりました。

マーラーの曲はそもそも長いですが、今回の10番はそれに加えて各楽章の曲想がめまぐるしく変わるため(特に高速変拍子の2楽章!)お聴きになってけっこうへヴィーだったかなと思われます。

そのような中で、終演後の複数回のブラヴォーと温かい拍手、演奏する側も正直かなり大変な曲だったのですが、その苦労が一気に報われた感じがしました。改めて御礼申し上げます。

打ち上げの席で指揮者の齊藤さんがおっしゃっていましたが、40年にわたる水響でもっとも多く取り上げられているのがマーラーで、2年に1回は演奏しているようです。今回で交響曲チクルスは一応の完成をみたわけですが来るべき未来に向けまた新たなサイクルをつくっていくことになると思います。

齊藤さんの世界初演「水星のかなたへ」、SNSやご来場いただいた皆さまからは大変な好評をもって迎えられたようです。「ジブリの世界みたい」「SFものっぽい」など様々な感想をいただきました。「アンコールで毎回やってほしい」「水響以外でもぜひ取り上げて」という声もありましたので、まずはどこかで再演できればいいなと考えております。齋藤さん、素敵な曲を本当にありがとうございました。

次回は40周年シリーズ第2弾。2回公演です。

約20年ぶりに首都圏を出て福島の残響豊かな名ホール「ふくしん夢の音楽堂(福島市音楽堂)」にて演奏いたします。2025/11/2(日)です。

そして首都圏ではミューザ川崎にて12/27(土)に同じプログラムを取り上げます。

曲目は、レスピーギ「教会のステンドグラス」そしてブルックナーの最高傑作交響曲第8番をお届けします。マーラーは2年に1回なのにブルックナーは今まで合計3回しか演奏されていません(苦笑)。満を持しての真打登場です。ご期待ください。

次回もご来場をお待ちしております。

水星交響楽団運営委員長 植松隆治

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