演奏会御礼

第61回定期演奏会、終了致しました。
ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

今回の演奏会は本来であれば昨年5月に開催されているはずでした。

練習を開始したのは一昨年の12月。そのときにはまさかこのような状況になろうとはもちろん考えてもいません。いつものように、ホームタウンである国立市の練習会場に集まって、練習後は行きつけのお店で反省会と称した飲み会を賑々しく開催していました。

それが大きく変わったのは3月でした。
いつもの練習会場をはじめとしたありとあらゆる施設が使えなくなりました。「手も足もでない」ということはまさにこのこと。行く末がまったく見えない状況下、やむなく5月の演奏会を延期することにしました。幸いにも、11月にすみだトリフォニーがとれていたので、そこを目指して再始動するつもりでしたが、状況は一向に好転せずこれも延期となりました。

夏も終わろうとするころ、ようやく練習会場も人数制限などの制約はあるものの少しずつ利用ができるようになり、水響も、小編成の「チェンバーシリーズ」という形で9月末から活動再開しました。1月にチェンバーシリーズの本番を無事開催。

人数制限が多めの会場を探して延期になっていた定期演奏会の練習を2月にようやく開始しました。しかしながら、当初参加予定だったメンバーの何割かは参加できず、実質的にはほとんど最初から練習のやり直し。しかも練習期間も通常の演奏会より短いという逆風だらけの再始動でした。

それでも、練習を重ねるうちに徐々に形がみえてきた中、4月末から宣言が出てすみだトリフォニーが休館との知らせ。さらなる延期も覚悟し準備をはじめました。

本番が確実に開催できるのがわかったのは5/11のことでした。

今まで長くオケの運営にかかわってきましたが、一つの演奏会を開催するのにこれほど苦労したことはありません。前回のマーラー8番も大変でしたが比較にならないくらいです。本番の演奏については皆さまいろいろとお感じになったかと思いますが、ブルックナーの最後の音が消えるまでの沈黙とその後の温かい拍手。一生忘れられないものとなりました。改めて御礼申し上げます。

まだまだ客観的情勢は厳しいですが、これからもいろいろと考慮しながらも活動を継続していきたいと考えております。引き続きご支援いただければ幸甚です。

次回は、昨年11月に演奏する予定だった、久しぶりのショスタコービッチをメインにしたプログラムです。
2021年11月28日、同じくすみだトリフォニーホールです。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

水星交響楽団運営委員長 植松隆治